どうもコーシーです。
誰でも一度は考えたことがあるかもしれませんね。
私もよく考えます。夢を操ることができたら、それこそドラえもんの世界だよな～なんて(笑)
夢は当たり前ですが、睡眠と関係しています。それでは、睡眠と夢の関係が理解できれば、夢は思い通りに見られるのではないでしょうか？
目次
夢は思い通りに見ることができる？
結論
結論から述べると、残念ながら夢を完全にコントロールすることはまだできません。『まだ』というのは、現在様々な研究が進んでいますので、将来に期待を込めてそう述べました。
結論としては当たり前に感じるかもしれませんね。夢を思い通りに見ることができれば、きっと誰でもその方法を試していることでしょう。現状は夢を完全に操ることはできません。
夢の内容は思い通りにできないの？
夢は無意識の願望の現れ？
「諦めなければ夢は必ず叶う」などという言葉はよく聞きますね。このように夢を、無意識の願望と結びつけて考えることがあります。
これに関しての理論を構築したジークムント・フロイトという学者がいます。彼は夢はすべて無意識の願望の現れであると考えました。
無意識の願望とは個人がそれぞれ持つもので、夢はそれを変装させたものであるとフロイトは考えました。つまり無意識の願望を、倫理間に反していないかなどから調整が行われているという考え方です。
わかりやすく言うと、例えば男性が思いを寄せる女性の夢を見るときなどを想像するといいかもしれません。女性を自分に振り向かせたいという無意識の願望があっても、倫理的な問題があってそれを自分の中で認めることができない場合などです。その場合に、実際に夢見るのは、無意識の願望そのままの夢ではなく、変装させられた夢であるということです。
このフロイトの理論は、夢解釈による神経的症状の改善に活用されています。診察場面で夢の内容を聞き、それに対して解釈を与えて無意識の願望を明らかにして、患者の問題解決に利用するというものです。夢を治療に使用するなんてすごい話ですよね。
昼間の体験と夢の関係
夢の内容が日中に体験したことと同じになるという経験をしたことはありますか？
部活の練習で疲れたら部活でコーチに鍛えられる夢を見たり、映画を見たらその映画の内容が夢に反映されていたりする経験です。
私は仕事の夢をよく見ます。夢の中くらいもっと楽しい世界でもいいのにって思ってしまいますね(笑)
それでは、日中の経験はどのような形で夢にでてくるのでしょうか。これについては興味深い実験があります。それはカナダ・オタワ大学で行われた実験です。
20人の被験者に感情を刺激するビデオを見せます。そして彼らの夢を7日間記録し、どれほどビデオの要素が夢に反映されているかを調べた実験です。
夢にビデオの内容が多く出た被験者の結果は、7日間の間でグラフがU字を描くような結果になりました。つまり、ビデオを見た直後と7日後に、よりビデオの内容が色濃く反映されたということです。直後に反映されるということは、なんとなく想像がつきますね。7日後に反映されたということは、睡眠による記憶の整理や固定化が関係していると言われています。
なにはともあれ、感情を刺激するような出来事の直後は、その夢を見やすくなるということです。これは夢を操る方法の第一歩かもしれませんね！
夢はいつ見るの？
夢をあまり見ないという人
夢は誰でも見るものです。
このように言う人がいても、それは夢を見ていないのではなく、覚えていないだけです。睡眠中は夢を見ているが、朝になって目が覚めるとそれを忘れているということですね。
レム睡眠とノンレム睡眠でいうと、レム睡眠から目覚めた時に、夢を見ていたという自覚があることが多いです。一般的にはレム睡眠のときに夢を見ると言われています。ただしノンレム睡眠の際にも夢を全く見ないということではありません。
レム睡眠とノンレム睡眠の夢
レム睡眠で見る夢、つまり一般的に見る夢は、内容にストーリー性があり視覚的にも豊かであると言われています。ですがノンレム睡眠中に無理やり覚醒させた場合の夢の内容は、レム睡眠の内容と質的に差はないという研究結果があります。
またレム睡眠においても、睡眠の前半のレム睡眠よりも後半のレム睡眠の方が夢の内容が長いという結果があります。
関係性に関しては分からないことが多いですが、ノンレム睡眠とレム睡眠のような切り分けではなく、眠りが浅くなってきた場合には脳の働きが活発になり、より細かい夢を見るのではないかと考えられています。
いかがでしたでしょうか。
今回は思い通りの夢を見ることができるのか、という観点から夢と睡眠のメカニズムを解説しました。
残念ながらまだ夢を覆い通りに操る方法はありません。ですが研究は進んでいますので、もしかしたらそう遠くない未来で、夢を操ることができるかもしれませんよ。そうなったらドラえもんの世界ですね！
