どうもコーシーです。
睡眠負債という言葉が最近ではよく使われることがあります。すっかり馴染みのでてきたこの言葉ですが、日本人の4割がこの睡眠負債を抱えているというデータがあります。それならばこの負債を返してしまおう!というのが今回のテーマです。
目次
睡眠の貯金はできる?
週末の寝だめは?
睡眠負債に対抗する策として考えられることはなんでしょうか。
負債という言葉が使われるくらいなので、やはり睡眠貯金をすることでしょう。それでは、睡眠を貯金するとなるとどのようなことが考えられるでしょうか。
週末に寝だめをするという言葉をよく聞きます。毎日遅くまで残業をしているサラリーマンは、週末は寝て過ごして寝だめをして仕事に備えようとしています。しかし結論から言えば、寝だめでは睡眠を貯金することはできません。
むしろ寝だめはナンセンスです。平日は少ない時間しか寝ないのに、休日は長い時間を寝て過ごしてしまうと、睡眠のリズムが崩れてしまいます。少し長い時間寝るくらいなら問題ないでしょうが、極端に長い時間眠ってしまうことはよくありません。
ましてや長い時間寝たからといって、翌日は寝なくても大丈夫ということはないのです。週末に長時間寝て体調が回復するのは普段からの睡眠不足を補っているだけで、睡眠の貯金ができるわけではありません。
昼寝は効果ある?
昼寝は睡眠負債の対抗策としては効果があるでしょう。昼の短時間仮眠は午後からの活動を助けますし、足りない睡眠で現れてしまう眠気に対抗する手段になります。
昼寝の効果については下記記事で解説しています。
しかし昼寝は睡眠負債への一時的な対抗手段とはなるものの、睡眠を貯金するのには向かないでしょう。長時間昼寝をするのは、午後からのパフォーマンスを下げてしまいますので厳禁です。昼寝は睡眠負債を返すためではなく、あくまで午後からのパフォーマンスを上げるために使います。
睡眠の借金をしないことを目指せ!
大切なのは睡眠を貯金することではなく、言うまでもないですが睡眠の借金を貯めないことです。週末の寝だめにも効果はありますが、それだと睡眠のリズムを乱してしまい、かえって悪影響を及ぼすことにもつながりかねません。
睡眠は、負債はできても貯金はできないということです。普段の生活から負債をつくらないことを目指しましょう!とはいえ、現代の社会人や学生さんは忙しく、それはとても簡単なことではないですよね。まずはみなさんが自分が睡眠負債を溜めているのかどうかを知りましょう。
睡眠負債のサインは?
睡眠負債があるかご自身でわかりますか?自覚はあるでしょうか。
授業中や会議中などで無意識のうちに頭が揺れて寝てしまう経験をしたことはないでしょうか。このように自覚のないうちに短時間の眠りに落ちることが頻発する方は、睡眠負債がかなり溜まってしまっているかもしれません。
人は起きている時間が長くなると、「睡眠物質」が溜まっていきます。少し溜まったくらいでは気持ちでなんとかできますが、これがある程度まで溜まってしまうと脳を強制的に休ませようとする働きがでます。これが無意識のうちに眠りに落ちることにつながっています。
周りから見ると、だらしがなく見えたり、あるいは少し微笑ましく見えたりするこの現象ですが、実際は脳が危険な信号を発しているということです。そのような症状がでている方は睡眠負債がかなり溜まっているということなので、早めに対策を打ちましょう。
睡眠負債の対抗策
負債は返してしまおう
睡眠は貯金ができないということは説明しました。それならそれは仕方がないとして、睡眠負債を返していく方法を考えましょう。
方法としてはやはり、普段の生活を見直すしかないでしょうね。残業続きで遅くまで仕事があって眠れないとしても、夕方以降は脂っこい食事を避けたり、カフェインを避けたりして入眠をスムーズにする工夫をしましょう。また帰りの電車の中で眠るのも避けたいところです。トータルの睡眠時間が長くなるので一見、睡眠負債には良さそうですが、短時間で熟睡してしまうと夜の快眠の妨げになります。一番大切なのは夜の睡眠です。夜の睡眠の量が確保できないなら質を高めていきましょう。
睡眠負債をつくらない心がけ
睡眠負債は気づかないうちに蓄積されていることが多いです。ですがこの記事にたどり着いてこれたということは、睡眠負債に対してなにかしら気になることがあるということですよね。そうであれば、普段から質の良い睡眠を心がけたり、少しでも睡眠時間を確保する工夫をしたいところですね。
昼寝をうまく活用することも大切です。睡眠のために食事や運動を見直すこともそうですね。健康チャップリンでは食事や運動に関する記事も掲載していますのでぜひ参考にしてください。
いかがでしたでしょうか。
今回は睡眠負債を返済する方法について解説していきました。
現代人はなにかと忙しいです。工夫をして睡眠負債に立ち向かっていきたいところですね。