どうもコーシーです。
今回は昼寝について考えていきたいと思います。
会社員や学生さんにはお昼休憩がありますよね。午後からの活動に備えて眠気を解消する方法としては、カフェインを摂取したり洗顔などが考えられるでしょうか。
ですが最近では昼寝が注目を集めています。昼寝には一体どのような効果があるのでしょうか。
目次
昼寝!
仮眠と短時間仮眠
まず初めに仮眠とは、習慣的な睡眠の半分以下の長さと定義されています。つまり、日常生活で夜に6時間睡眠をとるという方がいれば、仮眠は3時間以下ということですね。
それに対して短時間仮眠は、一般的には30分以内の仮眠のことです。サラリーマンや学生の昼寝は短時間仮眠ですね。仮眠時間が30分以上になると徐波睡眠が発生してしまうので、仮眠の悪影響が生じやすくなります。
徐波睡眠とは、睡眠状態で、脳波に大きくゆるやかな波が現れる深い眠り
コトバンク参照
悪影響としては起床直後にかえって眠気や疲労感、倦怠感などを感じること、そして仮眠を取った夜に不眠の症状が現れてしまうことです。徐波睡眠は人によってや睡眠の質によって現れる時間が変わりますので、昼寝は15分いないに収めた方が良いでしょう。
昼寝の効果
まずは昼寝の後に、眠気が改善されることです。さらに疲労感の低減や快適な気分の向上が見られ、記憶や認知作業、運動技能の成績が向上することも研究でわかっています。昼寝には様々な良い効果があるんですね。
昼寝の質は、短い時間でも疲労回復効果が高いとされています。特に疲労を感じるときは昼寝をして体力を取り戻したいところですね。
昼寝で記憶力が高まるというのは様々な研究結果によって明らかになってきています。有名な話ではある学校の落ちこぼれと呼ばれるクラスが、昼寝を取り入れたことで成績がアップしたという話が有名です。アメリカの研究などでも似たような結果があり、昼寝が記憶力を高めるといわれています。
また昼寝は健康につながるといわれています。具体的には昼寝をすることで心臓病のリスクを低下することができるという研究結果があります。
昼寝から目覚めてすぐはどうなっているの?
昼寝から目覚めてすぐは、記憶力が低下していたり、脳がうまく働かないといった症状が起こります。ですがそれは1分程度の非常に短い時間だけであり、その後はほとんど影響はありません。昼寝の効果が発揮されるのは大体の目安として5分後からです。その後、日中の2時間から3時間の間は、昼寝の効果が持続し、意欲の向上などにつながります。眠気が取れるのもだいたい同じくらいの時間です。なので夕方以降は再び眠気があらわれてしまいます。この時に再び短時間仮眠をとったりカフェインを摂取するのは、夜の睡眠の妨げになってしまうのでおすすめできません。
昼寝などの短時間仮眠はあくまでも眠気や疲労を一時的に改善してくれるだけということです。
昼寝は机の上に頭を伏せる方法でいいの?
サラリーマンや学生さんが昼寝をするときは、机の上に頭を伏せるように寝ると思います。実際は、布団やベッドで寝た方が入眠時間が短くなったり、疲労がより軽減されたりと好ましいのですが、机の上に頭を伏せて眠るのでも、昼寝の効果はありますので安心してください。
もしベッドや布団で寝られる環境があるとしてら、熟睡には注意しましょう。熟睡してしまうと徐波睡眠が現れて悪影響がでてしまいます。
昼寝以外の目覚ましの方法は?
昼寝以外にも、カフェインを摂取したり、顔を洗ったり、運動したりと昼休みに目を覚ます方法はあります。ですがそのどれも一時的なものであることには変わりありません。可能であれば昼寝をしたいところですね。
また昼寝と組み合わせることでも効果があります。特にカフェインは、摂取してから効果がでるまでに時間がかかるので、昼寝の前にカフェインを摂取することがおすすめです。
運動もいいかもしれませんが、疲労を貯めて昼過ぎに余計に眠くなってしまうかもしれません。運動をするにしても、ウォーキングなどをほどほどに行うのが良いでしょう。
昼寝は睡眠負債にも効果がある?
「睡眠負債」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。最近は色々な場所で聞くようになりました。これは睡眠の不足がどんどん蓄積されていくということです。日本人の約4割が睡眠負債であるという指摘さえあります。
睡眠負債には普段から睡眠に対する意識を高めていくしか対処する方法はありません。質の良い睡眠を目指したり、土日に少し多めに寝るなども多少は効果があるでしょう。
それではそんな睡眠負債に、昼寝は効果があるのでしょうか。
結論から述べますと、勿論効果はあります。一番良いのは普段からしっかりと睡眠をとることですが、現代のサラリーマンはなかなかそうはいかないでしょう。それなら昼寝をとるべきです。昼寝は質の良い睡眠なので睡眠負債にもある程度の効果が期待できます。
ですがあくまでも効果があるというだけで、改善するにはやはりしっかりと夜に時間をつくって眠るしかないでしょう。
いかがでしたか。
今回は昼寝について解説しました。
昼寝には様々なメリットがあります。
ぜひ普段の仕事や学生生活の中で昼寝をとりいれ、その効果を実感してくださいね。